車の輸入関税とVATを、わかりやすく解説
英国に車を持ち込むとき、税金はいくらかかるのか。計算のしくみと、税負担が軽くなる、あるいはゼロになるケースを解説します。
執筆:AutoImporterチーム6分で読めます

車の輸入では、車両本体の次に大きな出費となるのが税金であることが少なくありません。とはいえ、ルールそのものは一度整理してみれば明快です。
標準の税率
英国外から輸入されるほとんどの車には、次の税率が適用されます。
- 輸入関税:10%(日本製の車は0%。詳しくは後述)
- 輸入VAT:20%
税額の計算のもとになる金額
関税は課税価格(customs value)をもとに計算します。課税価格とは、車両価格に英国までの輸送費と保険料を加えた額です。VATは、この課税価格に関税額を加えた金額に対してかかります。つまり、関税にもVATがかかるということです。
| 項目 | 計算例 |
|---|---|
| 車両価格 | £20,000 |
| 輸送費+保険料 | £1,750 |
| 課税価格 | £21,750 |
| 関税(10%) | £2,175 |
| VAT(£23,925の20%) | £4,785 |
| 税額合計 | £6,960 |
あくまで説明のための計算例です。
税負担が軽くなるケース
日本製の車:日英包括的経済連携協定(日英EPA)により、日本で製造された車は、有効な原産地申告を行えば輸入関税が0%になり、納めるのはVATだけです。上の例に当てはめると関税は£0、VATは£4,350となり、£2,500以上の節約になります。日本で販売されていても、日本以外で製造された車には標準税率が適用されます。
ヒストリックカー:製造から30年を超え、オリジナルの状態を保ち、すでに生産が終了している車は、関税0%、VATは5%の軽減税率の対象となる場合があります。
転居に伴う免税措置(Transfer of Residence relief):英国へ移住する方で、海外に12か月以上住み、その車を6か月以上所有・使用している場合は、関税もVATもかからない可能性があります。
EUから輸入する車:貿易協定上、英国またはEUを原産地とする条件を満たす車は、関税が免除される場合があります。ただし、VATはかかります。
バイクとバン
バイクの関税は、排気量によって通常6〜8%です。バンは、ほとんどの場合10%です。
AutoImporterのお見積もりでは、関税とVATをそれぞれ別の項目で表示するので、何にいくらかかるのかがひと目でわかります。まずは輸入費用シミュレーターで試算してみてください。